2021年10月2,3日、福岡県糸島市にある雲孫ハウスにて、雲孫財団の理事・評議員をはじめとする40名以上の方々が集まり、2回目の雲孫合宿を行いました。
活動概要
活動名:雲孫合宿 第2回
日程:2021年10月2,3日
場所:福岡県糸島市
参加者:理事・評議員等5名(諸藤、石川、北川、佐渡島、中垣)、事務局3名(山下、田中、赤尾)、そのほかご参加の方々 約30名
合宿の目的
1)「雲孫」という概念と、「糸島」という場所を触媒に、人々が集まり語らう。
2)雲孫にとって重要なテーマについて、集中的に議論する。
スケジュール
---10月2日(土)---
12:00-13:15 ランチ @Beach Cafe SUNSET、レストラン パームビーチ、糸島茶房
14:15-15:45 分科会「すずかん先生を囲んで」 @雲孫ハウス
15:45-16:00 休憩
16:00-17:00
a) BBQ準備 @雲孫ハウス
b) メインセッション「雲孫する場/まちづくりとは」
17:00-20:00 BBQ
---10月3日(日)---
09:00-12:30 糸島体験
a) 糸島の歴史・産業に触れる「知っとうかいな糸島ツアー」 @弥富農園、雷山、伊都国歴史博物館など
b) 糸島の自然に触れる「白糸の森ツアー」 @白糸の森
13:00-17:00
a) 対話「自分が雲孫するとは」 @雲孫ハウス
b) 分科会「雲孫と映像記録」 @雲孫ハウス
参加者の方々よりコメント
参加者の方々から感想をいただいたうち、「雲孫という考え方や、それを踏まえてあなた自身が「雲孫する」ことをどう捉えているか」という問いへの回答を、一部抜粋してご紹介します。
① 座二郎さん
行く前に想像していた「雲孫する」とは、「9世代後が見える現代の試み」という方向と捉えていたかもしれません。しかし、実際みなさんの話を聞いていると、そこまではっきりと方向性を見据えることが、そもそも雲孫していないのかもとも感じました。枕の中心にある500円玉を外から触って確かめているような、そんなぼんやりとした理解です。
② 荒川豊さん
正直なところ、まだ「雲孫する」ということに対して実感が湧いていない。結局の所、人が肝心で、どのような人を育てるか、そのためには何を用意しないといけないのか、さらにいうとその用意を持続可能な形(膨大な予算を必要としない、あるいは、継続可能なお金が生まれる仕組みがある)にするためのストラテジーは何か、などもう少し議論を深める必要があると感じた。
③ 藤井秀道さん
雲孫という考え方は、次世代を思いやり、彼らが生きる生活環境を想像しながら今を生きることだと認識しています。「雲孫する」は、その考え方を他者にも伝え、価値観の変容を試みることだと思いました。価値観の押し付けや否定は対立を生み出し、建設的でない議論に発展してしまうので、互いの価値観を尊重しながらも、こんな考えはどうですか?という感じで、雲孫の考え方を共有し、多くの人に伝えていくことが「雲孫する」ことだと考えています。他者に雲孫の考えを伝える際に説得力を持たせるためにも、伝える側がwell-beingな状態にあることも重要だと思います。
④ 鈴木秋恵さん
雲孫は9代目の孫という意味ですが、雲孫財団がやろうとしていることはおそらく、300年に限定せず、人間と環境が共存できる持続的に生態系の形成への探索なのかなと、私なりに解釈しております。要素としては、人と場の2大要素があり、人のWell-Beingに関連する活動と、良性的な生態系(自然的に、社会的)としての場づくり関連の活動、同じ関心を持つ人達を巻き込みながら、実践している事例をベースに、拡大していく動きなのかなと捉えております。また、この動きは、日本に止まる必要がなく、生態系の解釈は公益活動に止まる必要もないのかなと、私なりに解釈しております。
0コメント