海・プラスチックゴミ問題をテーマに、ビーチクリーン・映画上映会を開催

2022年4月23日、岐志漁港周辺でビーチクリーンを、その後、弊財団の拠点である雲孫ハウスで映画上映会を開催しました。

今回は、株式会社マインドフルヘルス 山下あきこさんとの共同開催となりました。


まずは海でビーチクリーン

ビーチクリーンとは、名前の通り「海辺の清掃活動」のことです。

近年、海洋ゴミ問題に対する関心の高まりもあり、全国各地の海辺で大小様々なビーチクリーンが実施されています。

我々が活動する糸島市でも同様の活動がなされていることを知り、弊財団でも継続的にビーチクリーンに取り組んでいます。


同じビーチで初めてビーチクリーンを行ったときと比べると、落ちているゴミの数が明らかに減っており、その変化に嬉しくなりました。

一方で、参加者から「これまでの清掃活動では、より大きなゴミを拾うことに喜びと達成感を感じていたが、今回の体験では、より小さなゴミに意識が行くようになった。」という声があったように、小さなプラスチックゴミやタバコの吸い殻は依然として落ちているという現状もありました。



子供たちと海のふれあいも

今回のビーチクリーンには、近隣のるんびに保育園の園児たちも来てくれました。

子供たちはビーチで遊び、時にゴミを拾い、それぞれが自由に海とふれあう時間を過ごしていました。


だんだんと人が人を呼ぶ場・活動に

園児たちが来てくれたのは、以前開催した食事会にこちらの園の園長さんが来てくださったことがきっかけでした。

そのほかの参加者についても、これまでの活動で知り合った人が連れてきてくれた方が多く、このような地域の人との関わりが少しずつ繋がっていくような場づくり・活動を、今後も続けていきたいと思いました。


映画上映会で、さっき拾ったゴミの「なぜ?」を知る

ビーチクリーンを終えてからは、雲孫ハウスに移動し、映画上映会を行いました。

今回の上映会では、プラスチック汚染問題を題材に、ニューヨークの小学生が自分たちの力で学び、社会を変えていく様子を取材したドキュメンタリー「マイクロプラスチック・ストーリー ぼくらが作る2050年日本語吹替版」を上映しました。


ドキュメンタリーとして楽しめたのはもちろん、先ほど取り組んだビーチクリーンと関連づけて鑑賞することで、それぞれの参加者にとって興味や学びが深まる時間になりました。

参加者からの感想として、「ビーチクリーンではどこから来たか分からないようなプラごみがあり、『なぜここにあるのだろうか…』と考えながら拾った。その後、マイクロプラスチックについての映画にその答えがあり、大変勉強になったし、今日からプラスチックの使う量を減らしたいと思った。」というものがありました。


今日の出来事を語らいながらBBQ、いつもよりプラスチックゴミを意識して

その後は、参加者同士でBBQを行いました。今日の出来事やそれぞれのことを語らい、終始和気あいあいとした雰囲気での食事となりました。


今回のBBQは、できるだけプラスチック容器を使わないようにしたり、食器洗いは古くなったタオルを再利用したウエスで拭いてから行うなど、プラスチックゴミ問題や海洋汚染に配慮して行いました。

このように、今日の学びを少しずつ日々の生活や活動に生かしていきたいと思っています。


今回のBBQでは、かまどご飯にもチャレンジ。絶品でした。

事務局メンバーのBBQスキルが日に日に向上していることを実感しております笑


最後に

今回は定期的に開催している食事会の幅を広げ、海・プラスチックゴミというテーマで、色々な体験ができる場をつくることができました。

色んな角度から海やプラスチックゴミ問題と向き合ったことで、参加者みんなが日々の意識が高まったと口にしながら、その受け取り方は人それぞれだったのが非常に興味深かったです。

雲孫ブログ

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